円形振動子を用いた垂直探触子の近距離音場限界距離 x₀ を求める式はどれか。ただし、Dは振動子の直径、λは波長とする。
振動子の前方の音場は、振動子に近い側の近距離音場と、その先の遠距離音場に分かれる。近距離音場では音圧の分布が複雑になり、ビームはほぼ柱状のまま進む。遠距離音場に入るとビームは広がっていく。この二つの領域の境界となる距離が、近距離音場限界距離x₀である。
円形振動子を用いた垂直探触子では、x₀=D²/(4λ)で求められる。振動子の直径Dの2乗に比例するので、振動子が大きいほどx₀は長くなる。また波長λに反比例し、λ=C/fであるから、周波数が高いほど波長が短くなってx₀は長くなる。鋼中の縦波では、5MHz・φ20mmでおよそ85mm、2MHz・φ20mmでおよそ34mmとなる。高い周波数ほどビームは細く直進することになる。式を選ぶときは、Dとλが分子と分母で逆になっていないか、Dが2乗になっているか、4で割っているかを順に確かめるとよい。
x0 = D²/(4λ) 振動子径の2乗に比例・波長に反比例
関連規格:JIS Z 2344(超音波探傷試験方法 通則)/ UT1テキスト 図2.16・表2.2(近距離音場限界距離と指向角)
この論点を含む種目全体の勉強法・頻出ポイントは、攻略ページにまとめています。
▶ UT(超音波探傷)レベル2 攻略・勉強法
同じ論点の過去問を、全問オリジナル図解+3段解説で反復できます(UT/RT/PT/MT・計400問/無料)。
App Storeで入手無料