「距離振幅特性」は、斜角探傷だけに使用される用語である。
同じ大きさの反射源であっても、探触子からの距離が変われば返ってくるエコーの高さは変わる。これは超音波ビームが進むにつれて広がることや、材料中での減衰・散乱によってエネルギーが失われることが原因である。この距離とエコー高さの関係を距離振幅特性という。距離が変わればエコー高さが変わるという現象は探傷の方式を問わず起こるため、斜角探傷に限った話ではない。
垂直探傷では底面や平底穴など距離の異なる反射源でエコー高さを評価し、斜角探傷ではビーム路程ごとのエコー高さを評価する。どちらも距離による高さの変化を補正して比較する必要があり、その代表例が距離ごとの基準エコー高さを結んだDAC線図である。遠い反射源でも比較しやすくするための考え方であり、「斜角探傷だけに使用される用語」という限定は誤りである。
距離振幅特性は 斜角探傷だけではない
関連規格:JIS Z 2344 / JIS Z 3060
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